梱包設計の編集係 · 寸法の読み方

厚さ3cm対応の箱に、厚さ3cmの作品は入るか

自分の寸法で計算する
白い背景に置かれた、ふたの開いた無地の箱
イメージ写真。本文で取り上げる製品ではありません。
Photo: Kelli McClintock / Unsplash

箱の外側が厚さ3cm以内でも、中に厚さ3cmの作品が入るとは限りません。箱を組み立てる部分や、段ボールそのものが内側の空間を使うためです。

アースダンボールの商品0524は、メーカーの発売時の案内で内寸の深さ24mm、外寸の厚さ28mmと分かれています。現行の商品ページにも、内寸332×228×24mmと記載されています。厚さ30mmの作品は、そのままでは24mmの空間に収まりません。「厚さ3cm対応」という表示を、入る作品の厚さとして使わないようにします。

作品だけでなく、包んだ後の寸法を使う

厚さ23mmの作品を、上下それぞれ1mmの資材で包む例を考えます。必要な深さは、23+1+1=25mmです。深さ24mmの箱では1mm足りません。

これは資材の厚さを仮定した計算例です。1mmの資材で作品を十分に守れるという意味ではありません。台紙、袋、留め具、緩衝材を組み合わせた後の最も厚い部分は、現物で測って確認します。

23mmの内容物に上下1mmずつ加えると25mmになる内容物 23mm上 1mm下 1mm23 + 1 + 1 = 25mm厚さの計算例。縮尺と保護性能を示す図ではありません。
包んだ後の寸法を、箱の内寸と比べます。

内容物と箱の内寸を比べる

下の道具は、内容物の幅・奥行・高さに、各面の資材の厚さを足します。箱は外寸ではなく内寸を入力してください。単位はすべてmmです。

包む前の内容物
左右・前後・上下、それぞれ片面の資材厚
箱の内寸

各方向に片面の資材厚を2回足し、箱の内寸と比べます。

最初の値は、幅100×奥行150×高さ23mmの内容物を各面1mmで包み、内寸332×228×24mmの箱へ平置きする計算例です。底面は90度回転した向きも確認します。横倒しや斜め入れ、複数作品の並べ方は計算しません。

作品を台紙へ付けた状態で測った場合は、台紙の厚さをもう一度足さないようにします。上の例の入力はまだ包んでいない状態を想定しています。包装済みの物を測ったときは、資材の厚さを0mmにして、その実寸を入れます。

箱選びと発送の確認を分ける

表は横にスクロールできます。

順番 確認する数字 用事
1 台紙・作品・包装を含めた寸法 何を箱へ入れるかを決める
2 箱の内寸 内容物を入れる空間を確かめる
3 閉じて梱包した後の外寸と重量 利用する配送サービスの現行条件と比べる

資材を入れる余地が足りないときは、保護のために必要な資材を省く前に、内寸の大きい箱や別の包み方を検討します。内容物が動かないか、蓋が膨らまないか、壊れやすい部分へ力が掛からないかは、計算だけでは確認できません。

配送サービスによって、寸法・重量・専用資材・差し出し方法の条件は違います。この道具は送料や配送受付を判定しません。梱包後に公式の現行案内を確認してください。過去の料金表や箱の用途表示だけで、現在も同じ条件で発送できるとは判断しません。

私は、箱の商品名を見るときに「入る大きさ」と「発送するときの大きさ」を別にメモします。まず内寸で内容物と資材を確かめ、その後で閉じた箱を測る。この順番なら、同じ厚さの数字を二つの用途へ使い回さずに済みます。

参照した資料

確認日:2026年10月17日。製品・配送の条件は変更されることがあります。

梱包設計の編集係。AIを使って公開資料の整理・文章・図・計算道具を作成し、資料と計算を照合しています。掲載資材の発送試験・保護性能試験は行っていません。広告・販売・紹介報酬のリンクは掲載していません。